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Border Demon's Thrall

真新しい神社の前で二人の少女が交錯する。
一人は幻想郷の管理人ことスキマ妖怪の八雲紫。もう一人は先日の異変の首謀者こと比那名居天子。
争いの火種はほんの些細なこと。天子が異変で倒壊した博麗神社の修復を名目に、自分との縁を作ろうと要石を挿した。ただ、それだけのこと。天子に取ってみれば、全く大それた事ではない。
しかし、その些細な行為は幻想郷を幻想郷たらしめる博麗大結界に穿たれた小さな楔。例え歪み自体は小さくとも、いずれ全体へと波及し、崩壊へと導く。紫に取ってみれば見逃すことは出来ない。
両者の認識には大きな隔たり。そして、両者共に引くことを知らない性格。口論に実弾が混じるのも時間の問題だった。
神社の落成式の前座にしては、いささか派手で過激な余興が奉納される。
余波で神社は再び倒壊し、集まった人々は流れ弾を避け散り散りになり、周りには誰も居ない。

「ねぇ、何がそんなに気に入らないの? ちょっとぐらい良いじゃない!」

上気した顔で息を荒げながら、天子が叫ぶ。

「その程度の考えしかできない箱入りのお嬢様はさっさとお家に帰りなさい」

涼しげな顔で嘲笑を浮かべながら、紫が言い捨てる。
そこには、最初に天子の前に立ちはだかった時の激情はない。ただ、軽蔑と憐れみが有るのみ。

「何よ、その言い方!」

それが気に入らなかったらしい天子は、怒りをあらわにして、紫めがけて要石を射出する。何の布石もない、真っ直ぐで愚直なその弾幕は、避けることもグレイズすることもたやすい。
しかし、紫はそのどちらもせずに、近づく要石を前にして微動だにしない。そして、要石が突き刺さる瞬間、紫は扇を持った右手を地面と水平まで持ち上げる。

「幻巣「飛光虫ネスト」」

世界が歪み、紫の周りには幾つもの裂け目が現れる。紫に突き刺さらんとした要石は、紫をすり抜け虚空へと消える。
そして、裂け目からは無数のレーザーが飛び出る。真っ直ぐに進むレーザーは、天子へ――力任せに要石を打ち出して肩で息をする彼女へと殺到する。
天子が気付いた時には既にガードもグレイズも間に合わず、レーザーに何度も跳ね飛ばされ宙を舞い、地面に投げ出される。
仰向けに倒れ込んだ天子はそのまま動かない。この勝負は決したようだ。

「さて、どうしましょうか……」

地面に横たわる天子をブーツのつま先でつつきながら紫は考え込む。
ため息が聞こえてきそうな困惑した声色とは裏腹に、まるでイタズラを考える子供のような表情を浮かべている。

「そうね、こうしましょう」

どうやら、イタズラの内容は決まったらしい。紫は手にした扇をパチンと音を立てて閉じる。
すると、彼女達の足元に黒い水たまりのようなものが広がっていく。そして、二人はスッとその中へ沈んでいった……。

次に二人が現れたのは、戦場となった神社からさほど離れてはいないとある場所。
しかし、厳然たる境界によって隔てれれた言わば空間の狭間。境界を操る紫の能力があってこそ辿り着ける場所だ。
紫は未だ目を覚まさない天子をうつ伏せに寝かせると、腕を背中に回し後ろ手に縛り上げる。
きつく縛ったせいか天子はうめき声を上げるが、まだ目を覚ます気配はない。紫はしばらくそれを眺めていたが、痺れを切らしたのか扇で頬をぺちぺちと叩き始める。

「うぅ……ここは……」

「ようやくお目覚めのようね」

「……って、なんで、縛られてるのよ!」

頬を叩かれた刺激で、ようやく天子が目を覚ます。少しの間ぼーっとしていたが、後ろ手に縛られて床に転がされているという異常な状況に気付くと、声を荒げて抗議する。
威勢だけはいいものの、起き上がれずに地に伏したまま吠えても格好は付かない。虚勢を張る天子に対して、紫はニヤニヤと眺めるだけ。

「せっかくのお楽しみタイムなのに、暴れられたら面倒でしょう?」

「はっ、お楽しみタイムとか、何バカな事言ってるの?」

「お仕置きの方が良かったかしら?」

「なんで、あんたにお仕置きなんかされなきゃいけないのよ!」

「自覚がないならなおのことね」

「だから、私が何を……」

「もう二度と博麗神社に手を出そうなんて考えないように、徹底的に躾けてあげるわ」

なおも強気な天子だが、次第に顔が引きつっていく。
躾けると宣言した紫は、天子の後ろに回り込んで、唯一動く足を抑えるように膝の上に軽く座る。
天子は逃げだそうとするが、紫はそうはさせまいと太ももを掴み、もう片方の手でスカートをめくる。

「ちょっと、何するのよ!」

「ふむ……胸は貧相だけど、こっちは中々ね。胸に行くはずの栄養を吸い取っちゃってるのかしらね」

紫の目の前には、清楚な白いショーツに包まれた双丘。天子が身をよじって逃れそうとする度に、まるで誘っているかのようにプルプルと震える。
誘われるまま――もっとも、最初からそのつもりだっただろうが――紫の手が伸びる。ショーツ越しに指を食い込ませると、双丘が無残に形を変える。

「あっ……触っちゃっ――んんっ」

「揉み応えも良好ね」

天子の悲鳴と押し殺した嬌声を心地よさげに聞きながら、紫は尻肉へ陵辱を続ける。指を食い込ませ、あるいは撫で擦り、手を変え品を変え天子を追い詰めていく。
最初こそ抵抗していた天子も、もはや僅かに身をよじって耐えるのが精一杯。半開きの口からは喘ぎ声が零れ堕ちる。

「縛られて好き勝手お尻を弄られる気分はいかが?」

「こ、この程度……!」

「あらん、まだそんな口がきけるのね」

しかし、口だけは未だに強気のまま。紫は少し呆れた表情を浮かべていたが、すぐに邪悪な笑みに移り変わる。
ショーツの表面を撫でながら、右手を奥へ進める。乾いた手触りをなぞっていた指先が湿り気に行き当たる。

「でも、体の方は正直みたいね」

「ひゃっ――ど、どこさわっ――」

尻肉を揉まれるのとはまた違った刺激に、天子の声が乱れる。

「じゃあ、改めて聞くわね。縛られて後ろから無理矢理されて感じちゃってる気分は?」

「か、かんじてなんかっ……いなっ――」

なおも虚勢を張る天子のクリトリスを、紫がショーツ越しに淡々と親指で押しつぶす。
緩慢な刺激で焦らされていた所へ、鋭い刺激が加えられ、天子は軽い絶頂へ押し上げられる。
紫はぐったりする天子から下着を取り去ると、蜜を滴らせる泉へ指を挿入れる。

「ひゃぁ……やめっ……」

「あら、“かんじてなんかいな”いんでしょ?」

「ひゃんっ――」

とうとう許しを乞う声を上げる天子に、紫は指を増やすことで応える。許す気はさらさらないようだ。
親指でクリトリスを撫でながら、人差し指と中指で蜜壷を掻き回す。膣壁を引っ掻き嬌声を上げさせ、クリトリスを弾いて体を跳ねさせる。
天子の懇願は、卑猥な水音と自らの嬌声に掻き消され、紫には届かない。例え届いたとしても、紫は天子を責め立てるのを止めたりはしないだろうが。
一回目の絶頂とは逆に一直線に高みへ登り、天子は果てた。

「はぁ……はぁ…………」

息も絶え絶えといった様子で天子は四肢を弛緩させる。力の入らない両手首に縄が食い込む。
紫は指に着いた天子の愛液を舐めながら、天子の正面に回る。

「あなたばっかり気持ちよくなっても、お仕置きにはならないわね」

そう言いながら、天子の顔の前に股間が来るように腰を落として、導師服の裾をたくし上げる。
真っ白で肉付きの良い太ももが徐々に露わになる。さらに、その根本の淡い色の茂みも天子の眼前に晒される。茂みの中心から溢れた蜜で濡れ、鈍い光沢を放ち、妖しげな美しさを醸し出す。
なおも紫の手は止まらない。次に現れたのは、女性らしい曲面を破壊する凶悪な肉塊。並の男のものより一回り大きく、雁首は大きく針、赤黒い表面には血管が浮き出る。今までに何にもの女性を喰ってきたのは想像するに容易い。

「え……ちょ……な、に……」

「男性器、ペニス、陰茎、おちんちん、色々言い方は有るわね。好きなのを選ぶと良いわ」

「そうじゃなくて!」

「ごちゃごちゃとうるさいわね。良いから黙ってしゃぶりなさい」

薄ら笑いを浮かべながら、紫は股間の肉棒を天子の唇に押しつける。
何とか寸前で口を閉じて口内への侵入は防いだ天子だが、肩を押さえつけられ、唇にまとわりつく肉棒から思うように逃れられない。独特の臭気を放つそれを鼻先に押しつけられ、天子は涙目で耐える。

「所であなた、キスはしたこと有ったかしら?」

何気なく紫が口にした一言に天子は大きく反応して、上目遣いに紫を見上げ睨み付ける。
しかし、床に押さえつけられながら、肉棒を押しつけられながら、加えて目尻には涙が浮かぶ。迫力なんてカケラも無い。むしろ紫の加虐心を煽るだけ。

「ふふ……したこと無いのね。どう? ファーストキスのお味は?」

天子の口は固く閉ざされたままだったが、殺気のこもった緋い瞳が雄弁に語る。
その視線を嬉しそうに受け止めながら、紫は天子の頭をがっしりと掴む。

「さて、そろそろお遊びはおしまいよ」

顔を固定して、唇に肉棒を宛がう。そして、書いたもう片方の手で天子の鼻を摘む。
天子の表情がサーッと青ざめる。口を開かなければ息が続かないが、そんなことをすればスキマから肉棒を押し込まれてしまう。必死で口を閉ざす天子の表情が、酸欠で苦悶に満ちていく。
当然ながらいつまでも耐えられるはずもなく、ついに天子の口が大きく開かれる。吸い込まれていく新鮮な空気と紫の肉棒。紫は一気に喉の一番奥まで突き入れる。

「歯を立てたら……分かるわよね?」

鼻を摘んだ指を離しながら釘を刺す。立ったその一言で天子の動きがピタリと止まる。
一連の陵辱で刻み込まれた恐怖が天子の意志を縛る。

「さあ、舌で奉仕なさい」

一瞬顔をしかめた天子だが、紫が上から見下ろすと、慌てて舌を使い始める。
心得がないのに加えて、恐怖で凝り固まったぎこちない愛撫で、肉体的な快感はほとんど無い。しかし、床に這いつくばって嘔吐きながら必死で奉仕する姿は、紫の支配欲を満たすのには十分すぎる。
眼を細めてうっとりと天子を見下ろしながら、片手で天子の頭を押さえて、空いた片手で天子の青く長い髪に手を入れる。天子は露骨にイヤな顔するが、紫と目が合うと怯えた様子で目を逸らす。その反応が紫をさらに昂ぶらせる。

「もう良いわ。あなた下手過ぎよ」

少し上ずった声で言い訳のように言うと、両手で天子の頭を掴み上下に振り始める。
眼を白黒させる天子の口を女性器に見立てて快楽を貪る。

「出すわよっ」

「むーっ!」

天子の奉仕で昂ぶっていた所へ直接的な刺激を加えられ、あっという間に紫は限界に達する。
天子が何か訴えようとするも、口は紫の肉棒で塞がっている。天子の表情がみるみる絶望の色に染まっていく。
そして、紫が白い喉をのけぞらせて、天子の喉の奥に白濁を放つ。

「……飲み込みなさい」

射精後の余韻から醒めた紫が、一つ深呼吸をしてから天子に命令を下す。呆然としていた天子は、ハッと我に返り上目遣いに紫を見上げる。
視線の先の紫が目を細めると、怯えの色を見せながら目を逸らし、窮屈な姿勢から懸命に喉に張り付いた紫の精液を飲み下す。
天子の喉が動くのを確認した紫が、ようやく天子の口から肉棒を引き抜く。天子の唇と紫の肉棒の間に白い糸がスーッと伸びていく。

「……おねがい……もう、やめて……」

か細い声で天子が懇願する。

「もう、十分でしょ……? もう、あんなことしないから……だから……」

「ダメよ」

しかし、紫はにべもなく言い捨てる。天子は呆然と紫を見上げる。

「だって、あなたはまだ“汚れた”だけ。汚れはいずれ拭われ消え去る。あなたは“失わ”なければならないわ」

「失う……えっ、ま、まって!」

いつのも胡散臭い調子で天子に声を落としながら、後ろに回り込む。
“失”うという単語と紫の行動から、自分が何をされるのか察したらしい天子は、必死で身をよじって逃げようとする。しかし、未だ縛られた身で満足に動くことは出来ない。あっさりと紫に取り押さえられる。
紫は天子の腰を掴んでぐいっと上に持ち上げる。天子の姿勢はお尻だけを紫に対して高く掲げる、屈辱と恥辱にまみれたものとなる。とてもじゃないが、生娘の天子に耐えられる代物ではない。天子は半泣きで懇願するが、紫を昂ぶらせるスパイスにしかならない。
淀みのない動作で紫の熱く滾る肉棒が、天子の秘所に宛がわれる。

「いやっ……おねがいっ、何でもするから、それだけはっ」

「人は“失っ”て初めて反省できる生き物。さぁ“失い”なさい」

「やだっ……はなしてっ……たすけっ――」

紫が腰を押し進めると、亀頭から少しずつ天子の中へと埋没していく。膣口と肉棒のスキマからは、処女の証の赤色がにじみ出る。
多少は濡れていたものの男性器を受け入れるのは十分とはいえず、加えて天子の処女地に対して紫の肉棒は少しばかり大きすぎる。
結果、体を内側から引き裂かれる痛みと、指とは比べものにならない圧迫感が天子を襲う。白目をむきながら、呼吸もままならない様子で、パクパクと不規則に口を開閉させる。

「ぬいっ……てっ……」

「そうは言っても、あなたのここ、離してくれないのよねぇ」

「あぐっ――」

ニヤニヤと笑いながら、さらに腰を押しつけ、処女地の締め付けに逆らいながら奥へと進む。無理矢理拡張され、膣壁を抉られる苦痛に、天子はただうめき声を上げることしかできない。
紫の肉棒が最奥の子宮口を叩くと、天子は息を詰まらせ体を硬直させる。

「でも、頼まれたら、仕方ないわよね?」

「いっ――」

最奥まで押し込んだ肉棒を、今度は一気に引き抜く。雁首が返しとなって膣壁を抉っていき、天子は声にならない悲鳴を上げる。
亀頭を残して抜けきった所で、紫が動きを止める。

「さて、お願い通りに抜いてあげたから、後は私の好きにして良いわよね?」

「へ……? ひぐっ……いやぁっ――」

圧迫感が薄れ、一息吐いていた天子に再び肉棒がねじ込まれる。
一度貫かれた後とはいえ無理に挿入する苦痛は大きい。さらに、終わりの見えない陵辱が天子の心を削っていく。
一方の紫は、処女肉の締め付けを堪能しながら、天子を蹂躙していく。単純なピストンだけでなく、横方向の回転を加えたり、子宮口に押しつけて擦り合わせたり。どれもが自らの快楽を貪る為の動きだが、少しずつ天子の体から快楽を引き出していく。

「ひゃぅ!? さわっちゃっ……やぁ」

「全く注文の多い娘ね。ラストオーダーはとっくに過ぎてるわよ?」

さらに紫が挿入しながら、天子の真っ赤に充血したクリトリスを弄り始めると、快感の比率が跳ね上がる。
性交による苦痛と陰核からの快感がごちゃ混ぜに天子に流れ込み、感覚神経を犯す。何が快感で何が苦痛か。境界は曖昧なまま全体量だけが増えていく。

「ふぁ……らめぇ……ひぁああぁっ――」

「あらあら、さっきまで生娘だったなんて信じられないわね」

快感が臨界を突破し天子が果てる。紫の肉棒締め上げていた膣がさらに収縮する。
しかし、紫が達するにはまだ足りない。

「ひんっ――うごかっ……あぅっ――」

「私はまだイってないんだから、もう少し頑張りなさいな」

絶頂の余韻で痙攣する天子に容赦なく紫の腰が打ちつけられる。
天子はもはや悲鳴を上げる気力すらなく、紫に突かれるままに体を震わせるだけ。

「んっ……そろそろっ」

「ぃや……な、かはぁ……」

「ラストオーダーどころか、もう閉店よ?」

「ぁ……」

最奥まで突き入れて、紫は自らの欲望を解放する。天子の膣内は紫の熱い精液で満ちていく。
膣内の熱さを感じながら、天子が浮かべた表情は諦めただ一つ。その瞳は、何も映さない虚ろで深い緋。
紫が肉棒を引き抜くと、ドロリと破瓜の血が混じった精液が膣口から垂れる。引き抜かれた肉棒にも当然同じ赤混じりの精液で塗れている。
それを見て何か思いついたらしい紫が、天子の手首の戒めを解く。解放された両手が重力に沿って体の両側に落ちる。手首には真っ赤な痛々しい痣が残る。

天子を縛る物理的な戒めは無くなり、天子は自由の身になる。しかし、天子は俯せのまま動かない。
今の天子は縄など使わなくとも、がんじがらめに縛られている。紫もそれを見透かして戒めを解いたに違いない。

「ねぇ、天子。あなたのせいで汚れちゃったわ。綺麗にしてくださる?」

天子の前に回って腰を下ろした紫は、お茶のお代わりを頼むような調子で天子に言う。
天子はびくんと体を震わせて、上目遣いに紫を見上げる。天子と目を合わせた紫は、スッと視線を下へ持っていく。つられて天子の視線も下へ向かい、ドロドロになった紫の肉棒を捉える。
そこでようやく天子は紫の言った意味を理解したらしい。慌ててすり寄ると、肉棒に舌を這わせる。
紫は天子の奉仕を受けながら、彼女の髪に手を入れる。数分前は拒絶された行為だが、今は不安げに見上げる視線が返ってくるだけ。
その虚ろな緋い瞳は何も映していない。
自らを縛る、八雲紫以外は。

ねちょこんぶっぱ作品。

こんぺ受けはしないだろうなぁ、と思っていたが、見事に我が敬愛する「その辺の妖怪」氏を差しきっての最下位。

タイトルは《刃の翼の虜/Bladewing's Thrall(SCG)》のパロディ。誰も気付かないね。